霞始靆 かすみはじめてたなびく
遠くで誰かが
呼んでいるような
いないような
すぐそこに誰かが
いるような
いないような
あたたかな なにかに
ふれているような
いないような
どうも はっきり しない
ぼんやりした 頭は
まだ 目覚めきって いないと
いうような
現れては 消え
消えては 現れ
ゆめうつつ 惑わすような
そんなような 景色を作って
やっと大気も
潤み始めたということだ
→草木萠動6
←土脉潤起4
霞始靆 かすみはじめてたなびく
遠くで誰かが
呼んでいるような
いないような
すぐそこに誰かが
いるような
いないような
あたたかな なにかに
ふれているような
いないような
どうも はっきり しない
ぼんやりした 頭は
まだ 目覚めきって いないと
いうような
現れては 消え
消えては 現れ
ゆめうつつ 惑わすような
そんなような 景色を作って
やっと大気も
潤み始めたということだ
→草木萠動6
←土脉潤起4