ポケットの中庭

ゆっくり ゆっくりと 綴っています

七十二候 蛙始鳴 立夏初候

蛙始鳴 かわずはじめてなく

 

さぁ
舞台は整った

 

長かったこれまでの道のり

 

卵から孵り

 

先祖返りかという姿で
幼少時代を過ごし

 

足が生え 手が生え
姿を変え 色まで変え

 

寒さをやり過ごすために
一時的に暮らす場所を替え
ぐっすり眠り

 

暦に叩き起こされ
地上に帰り

 

そして 今

 

暖かさが満ち溢れ
水が満ち溢れ
嬉しい限り

 

たくさんの仲間は
還ってしまったが

 

代わりに歌おう
生き抜いてこられた
歓びの歌を

 

命の賛歌を
ここに
高らかに

 

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー

 

立夏を迎えました。
蛙で始まる「夏」です。

 

読み方を変えれば 「かえる」
何匹か書きました。
かえると遊びました。

 

 

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立夏

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