ポケットの中庭

ゆっくり ゆっくりと 綴っています

季語 仲夏 梅雨の月

梅雨の月

 

あまりにも
明るく照らすものだから
これはひらかずには いられなかったんだ

 

まぁいいだろう
あれだけ降らせたのだから 
今晩くらいは

 

ほら カエルが
早苗の間 写る姿に
うたをやすんで
見惚れているよ

 

こういうのって
粋な計らい
なんて言ったりするのかな

 

梅雨だからって
降るばかりじゃないんだ