ポケットの中庭

ゆっくり ゆっくりと 綴っています

季語 仲春 春一番

春一番 我先に競い合う風荒れ狂う もう少しお手柔らかにお願いしたい 届けられる春のお知らせ ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー 季語をタイトルとして、つくったものです。 春一番は、仲春の季語となっています。 春一番とは、立春後にはじめて吹く南寄りの風のことで、…

季語 初春 かたゆき

堅雪 さぁ 渡って行きなさい 踏み出す 一歩をしっかりと受け止めて 自由に歩いてゆけばいい と 雪は 春とふれあった後の寒さに堅く凍りついている ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー 堅雪は、初春の季語です。 堅雪とは、春になり溶けかけた雪が夜の寒さで堅く凍りついた…

啓蟄 3月6日頃のこと

啓蟄 重たい瞼をこじ開けてそろそろ起きないとそうは思うけれどまだ眠たい 春が訪れて 暖かくなったのは知っているとは言っても 朝晩はまだ冷えるでしょうもう少し お布団にくるまっていたいけれど なんか暦とかいうものによるとそろそろ起きなくちゃいけな…

雨水 2月19日のこと

雨水 じきに降り出すだろうものの色はたぶん今までとは異なる色なんだとそうおもうんだ 私たちはじきにそのものと一緒にここから立ち去ることになるのだけれどそれは別にかなしいことなんかじゃなく当たり前のことでいつものことなんだ また必ず会えるよ そ…

立春 2月4日のこと

立春 あっと 気付けばこんな ところに ぴょこんと 顔を覗かせて 吹きすさぶ寒さなどどこ吹く風と やわらかな 陽射しのなか はじまりの 一歩を踏みだしてうれしそうに笑う幼い春がいる →雨水 pippinouta.hatenablog.com 大寒← pippinouta.hatenablog.com ー・…