夏休み
なんだか 恥ずかしいくらい
まっさらな 水が張られて
ひと時は こわいくらいに
騒がしかったのが
これまた こわいくらいに
静かになって久しい
これはいったい どうしたことか
と問われても
こっちも別に 詳しいわけでもない
だから 分からない
まぁ こんな静けさもいいかな
と おもいはする ものの
ちょっと 淋しいな
そんなふうにもおもう
水はあいかわらず
果てしなく 澄んでいて
底には ゆらゆら
光の波が沈んでいる
蝉の声は降り注ぎ続け
陽射しも強く降り注ぐ
子どもたちは
いつか かえってくるのかな