ポケットの中庭

ゆっくり ゆっくりと 綴っています

七十二候 玄鳥去 白露末候

玄鳥去 つばめさる

 

どうだい 上手くなっただろう

 

 嬉しそうに 舞う

 

ほら こんなことだって できるようになったよ

 

 得意げに見せてくれる

 

 確かに たくましく育ってくれた

 

 これからの 長い旅路 これで連れて行けるか
 不安がないわけではない

 

 旅立ちの時は迫っている
 不安があるとて 立ち止まってはいられない

 

 

 皆も集まって来た

 

 さぁ 行こう
 これから皆と 南へ

 

 君たちの生まれ育った
 この場所の
 この景色を
 しっかり 目に焼き付けておきなさい

 

 故郷とは しばしのお別れ
 次の春に また会えることを
 願いながら

 

それでは

 

また

 

いってきます

 

 

 

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